社会人基礎力訓練期:金銭管理 — 収入と支出の記録をつける重要性
社会人になってたての頃、初めての給料を手にした時の喜びは格別ですよね。これは、多くの新社会人が共通して経験することです。 さて、今回は金銭管理の基本中の基本、「収入と支出の記録をつける」ことの重要性についてお話します。
1. 収入と支出の記録をつけるメリット
まず、なぜ記録をつける必要があるのかを考えてみましょう。記録をつけることで得られるメリットは大きく3つあります。
①お金の流れを把握する
収入と支出を記録することで、自分のお金がどこから入って、どこに消えていくのかが明確になります。この習慣を持つことで、収入に見合った生活が送られるようになる。
②節約の意識が高まる
「コンビニでちょっとした買い物が積み重なってこんなに使っていたのか…」と気づくこともあるだろう。収支を見直し、節約意識を持つことができます。
③将来の資金計画が立てやすくなる
大きな買い物や旅行、引っ越し、結婚など、将来に備えて貯蓄が必要な場合もあります。収入と支出のバランスがわかると、貯蓄に回せる金額も計画的に設定できるため、将来的なライフイベントに準備した資金計画を簡単に立てられます。
2. 具体的な方法:どうやって記録をつける?
では、具体的にどのように収入と支出を記録していくのが良いのでしょうか。 いくつかの方法を紹介します。
① 手書きで記録する
一番シンプルな方法は、手書きで家計簿をつけることです。 ノートや手帳に毎日の収支を記録していくことで、書く作業自体が意識の向上につながります。
② アプリを使う
最近では、家計簿アプリが豊富にあります。銀行口座やクレジットカードと連携できるものも多く、毎回手動で入力しなくても自動で収入・支出が反映されるため、時間を節約できます。グラフや表で視覚的にお金の流れを確認できるのも魅力です。
③ ExcelやGoogleスプレッドシートで管理する
手書きは手間だし、アプリもなんとなく使いにくいと感じる方には、エクセルやGoogleスプレッドシートを使って自分好みにカスタマイズする方法もおすすめです。表計算ソフトは柔軟にレイアウトや計算式を組むことができ、ただ家計簿を作成できます。
3. 最初の一歩:まずは「習慣化」することが大切
金銭管理で最も難しい部分は、習慣化することです。始めたはいいけど、三日坊主で終わってしまった、という方も多いのではないでお願いします。無理なく続けるためのポイントは、毎日少しずつという意識持つことです。
- 1週間に1回でもOK
忙しい時は、毎日記録をつけるのが難しいこともあるでしょう。その場合、週末にまとめて1週間分の記録をするなど、自分のライフスタイルに合った頻度で行うと良いですね。 - 記録する時間を決める
記録する時間を先に決めると、習慣にしやすいです。例えば、夜寝る前の10分間を記録の時間にするなど、日常の中で習慣化できる時間帯を見つけましょう。
4. 最後に:小さな積み重ねが大きな成果を生む
金銭管理は、社会人としての基礎力を養うスキルです。 特に収入と支出の記録をつけることは、将来的な資産形成や安定した生活のための第一歩になります。 後々大きな成果を生むことを忘れず、日々の生活の中で意識的に取り組んでいきましょう。
金銭管理がしっかりできるようになれば、仕事にもプライベートにも余裕が生まれ、充実した社会人生活が送れるようになるはずです。 まずは簡単な記録から始めて、コツコツと続けていきましょう!
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